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ベネツィアとポー川クルーズ

キオッジャへのクルーズです

 早朝も船のエンジン音で目を醒ましました。
今日はキオッジャへ向かいます。屋上デッキへ出ると、既に出港してリド島南端を航行していました。水平線から上ったばかり朝日を受けて島の家並みが流れていきます。
 これです!普通の観光旅行ではまず見る事のない風景です。
 近い風景がゆっくりと流れながら、次々と新しい風景に変わっていくのがリバークルーズの醍醐味の一つです。カラフルな家が並び、犬の散歩をしている人が歩いています。1時間近く眺めていましたが、至福の時間でした。


 

イタリアの飾っていない雰囲気、
キオッジャに恋に落ちました

 
 午前7時から、いつもより少し早めに朝食とりました。船は午前8時にはキオッジャに接岸しました。
 なんの知識もなく訪ねたキオッジャですが、ローカルで本物なイタリア海岸の街が感じられました。運河沿いのカフェやレストランがあり、東の島との間には本格的な漁船が何十艘も停まっていました。やはりここもラグーナの上にある島で、隙間なく建物があります。その狭い道にフィアット500が…もうそれはルパンの世界です。キオッジャの中心には、海鮮市場があり、新鮮なムール貝が名産なのでしょう。つやつやした貝が網の袋に包まれて売っていました。船で料理してもらえるなら買いたいと思ったのですが、あまりわがままをいうのも考え物なので、やめました。でもずっと後悔しています。
 以前、パリのカルチェラタンで生ムール貝を食べて、あまりの美味しさに感動した記憶があります。加えて、今回の乗船前にもベネツィアでムール貝のパスタをベネツィアで食べましたが、冷凍されていないムール貝は素晴らしい美味しさでした。
 いずれにしても、たぶん手頃な価格で、新鮮でおいしい魚介類を堪能できそうです。八百屋さんには美しく陳列されたフルーツが並んでいます。そして疲れて足を休めたカフェの極上のエスプレッソ。キオッジャは数日滞在したい場所です。

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キオッジャで見つけた八百屋さん

新鮮な生ムール貝が売られています

運河の水面も美しい場所でした

これぞイタリア!と思ったカットです

適度に古さを感じる建物

運河沿いのテラスです

 

いよいよポー川に入ります。

 またGoogleMapで見ると、キオッジャの島、ソットマリナには広大な砂浜があり、のんびりビーチも楽しめそうです。
自分が発見した魅惑のリゾートというのは(実際そんなことでもないのですが)とても心地よい響きです。今回のクルーズで、一番の発見かもしれません。
 そして船に戻ります。ミケランジェロへはポー川近くの運河に留まっていました。
 そしてランチです。

前菜は野菜のカクテルです

ポークフィレ、マスタードソースです

 

ポー川は大平原を流れる川なのでした

 いよいよポー川のクルーズです。
今日の午後は特に予定はなく、ポー川のクルージングで早めにポレゼッラという人口が2000人ほどの田園の田舎町の港に停泊しました。ここもクルーズでもない限り、一生立ち寄ることもない場所です。せっかくの縁ですから夕食前に街を歩いてみました。
 日本と違って農地に囲まれた田舎町でも住宅は立派です。都会でも田舎でも住宅環境の快適さは変わらなそうです。こうした事がきちんとしているから、イタリアは地元愛があり都市への一極集中が起こらなかったりする一員かなと思ったりもしました。それにしてもイタリア北部のミラノからベネツィアまでを地図で見ると東西に200km、南北に80km程の地域のほとんどが農地です。同じように南北に長い日本とイタリアですが、日本にこんなに広大な農地がある場所はありません。イタリアの食べ物が安くておいしい理由が納得がいきました。
 こういう気づきも、観光地だけに偏る旅行でないその地方を感じる、線で旅を継ぐリバークルーズの魅力ですね。

周囲は田園しかないところなのですが、住宅地は都市部と変わりません

村町舎、立派です。イタリアの農業の豊かさが感じられます。

農村にある美容室のディスプレイ

住宅の雰囲気も華やかなんですよね

 

クルーズの華、ガラディナーの夜

 今夜はガラディナーです。
クロワジーヨーロッパに乗ると、いつも一度はでてくるステーキサイズのフォアグラにはいつも驚きます。そして最後のデザートはお約束のベイクドアラスカでした。これは船によって美味しさが全く違いますが、こちらも大満足でした。

シェフ、キャプテン、マネージャーの揃い踏み

ステーキ並みのフォアグラが前菜です

カーニバルをテーマにしたスタッフのショーです