
ベネツィアとポー川クルーズ
マンドヴァ侯の居城へ
実質的なマントヴァの、そしてクルーズの最終日になりました。今日の午前中はマントヴァ旧市街とドゥカーレ宮殿に行きます。ドゥカーレは公爵の宮殿を意味するようで、同名の宮殿はベネツィア、マントヴァ、モデナもあるそうです。
マントヴァのドゥカーレ宮殿ですが、ベネツィアに比べれば重厚さと豪奢さはありませんが、明るい陽差しを受けた、居心地のよい宮殿に感じました。
ドゥカーレ宮殿のフレスコ画に首ったけです
それにしても壁面は昨日訪れたテ離宮以上にフレスコ画が多い事に驚きました。彫り込まれたものでないので、壁際から見るとだまし絵のようです。
それでいて安っぽさはなく、むしろ存在感のあるもので修正の出来ない一発画法のフレスコ画の可能性と、中世の画家達の才能に惚れ惚れしました。
ここは説明よりも写真をご覧ください。

信じがたいほどに色彩が鮮やかです


壁はキャンバスと言っていい建物です


広間はベルサイユに負けていないかと
宮殿前の湖からドゥカーレ宮殿を眺めます
そして宮殿の帰りは、インフェリオーレ湖のショートクルーズです。
たった今訪ねたドゥカーレ宮殿を湖から眺め、また湖の生態系を学ぶ時間になりました。


この風景は400年同じなのでしょう
ランチに戻り、午後は自由時間です
マントヴァ大聖堂周辺の中心地を歩き回っていました。
大聖堂もフレスコ画で埋め尽くされています。要するにだまし絵ともいえる表現ですし、フレスコ画という技法を理解したということでもいい経験です。
やはり旅は良いですよね。
休憩にジェラートを食べ、ウインドーショッピングを楽しみながらマントヴァの時間を楽しみます。
それにしてもやはりデザインが恰好良い。どこに行ってもイタリアです。

クロワジーヨーロッパの料理は信頼できますね

クルーズはイタリアですが基本フレンチですから

郵便ポストのようですがデザインがいいですね

外観の飾りつけは大事だと思う通りです

この教会もフレスコ画が圧巻でした

ローカルの人が集うカフェです
まとめ
朝食済ませて下船です。
そして一夜明け、ホテルマネージャー、エンターテイメントスタッフと記念撮影をして、ミラノに向かいました。いつも魅力的に思うのはクロワジーヨーロッパのスタッフです。たった7日の付き合いですが、人数が限られお互いに知れたかんじになるので、別れがたい時間でした。
クロワジーヨーロッパの良いところは、クルーズ地元のスタッフを採用しながら、移民の人達も必ず採用しています。
見た感じ彼らに上下関係はなく、ワールドチームとなってクルーズを盛り上げてくれます。今回のシェフはアラブ系の人で、見事なフレンチをまとめてくれています。
彼らクロワジーオールスターズが乗客の前に顔を出すのは乗船日とガラのディナーの時だけなのですが、クロワジーのどの船に乗っても同様に気持ちの良い世界観があり、気持ちが暖かくなります。
料理は間違いなフランス仕込みですし、寄港地のセンスもフランスの外でも、見事としか言いようがありません。
もしリバークルーズ未経験でしたら、あるいは乗船を考えているのであれば、クロワジーヨーロッパは間違いない選択でしょう。
取材協力:船旅見聞録
乗船したクルーズの情報:https://www.croisieurope-japan.com/venice/vma/